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パリから遠く離れたノルマンディ地方のル・アーブルを訪れたジェリコーは 熱があるにもかかわらず、波の動きを何度もスケッチをしたそうです。

このル・アーブルはのちの印象派の画家クロード・モネが『印象・日の出』を描いた地でもあります。
(しかしル・アーブルは戦争で大きな被害を受け、絵画の面影はもう残っていないようです。)

クロード・モネ「印象 日の出」
この作品が"印象派"(※1)という名前のはじまりでした

(※1) 19世紀末の芸術運動。 明るい色彩で光の変化を表現し、物の形に捕らわれず、物事の感覚をそのまま表現した作風が特徴。 また、この時代に日本文化のブーム(ジャポニズム)が起こり、葛飾北斎、喜多川歌麿など日本の浮世絵からも影響を受けています。
現在の日本では大変な人気があり、全国の美術館で頻繁に企画展が行われています。
モネは外光派とも言われており、屋外で絵画を制作して自然の光を色彩でとらえることに専念していました。
(モネが生まれた頃にチューブの絵具が開発され、野外制作が盛んに行われるようになりました)

モネの代表作「睡蓮」
「睡蓮」の連作の合計はなんと200点。モネは睡蓮連作のために専用のアトリエをつくったとか。
日本にも睡蓮を所蔵している美術館はあります(写真はナショナルギャラリー蔵のもの)

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